檄!

初対面から妙に腰の低いおっさん。この人は礼儀正しい人なのか。

 

しばらくして背後から怒鳴り声が響く。振り向くとおっさんが子どもに唾を飛ばしながら怒っている。どうやら子どもが公衆の面前でふざけすぎた。しかしなんとも教育とは言い難いもので、俺に恥をかかせるなの怒声に聞こえる。

 

子どもは何を怒られたのかわからない様子でとぼとぼおっさんの後ろを歩いて2人とも消えていった。

 

宇宙

 

一景

 

 

光を求めて、求めすぎて耐えきれず、くるくる回りながら落ちていく

 

軽く叩くと、ゆっくりと足を開きながら時間をかけて絶命する

 

触覚に触れると急に早足になり、どこかへと急ぐ

 

目があっても気まずくない

 

手ではたくと地面に激突した後、よろよろと浮上してくる。追い討ちをかけると、よれた羽にみすぼらしい胴体と折れた足をひくつかせながらひっくり返っている

 

思い切り叩き潰すとおせんべいになる

 

タバコの火をギリギリまで近づけると急にころんとひっくり返ってじわじわと動かなくなってしまう

少しばかり煙が出ている

 

目があり、口があり、子を産む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ねぇ、どうしたらいいのこれ

 

わかんなくなっちゃった

 

これ置いたら写るの?これでいいの

 

おい、聞け。いいから聞け。

 

これ食べていいの?みんな見てるよ。離れなさいよ。

あれだれ。あそこの人。

 

またこいつ出てきやがって。なんだこのやろう

 

これでいいんですか。あぁ、どうも。すみません。許してください。ごめんなさい。あぁ。

 

みなさん、三者三様。それぞれに。

 

こんにちわ、おきなさーい。朝だよ。こんにちわ、こんにちわ。

うちな

ほんでな、疲れてん。タクミ先輩もアホやし。どうにもならへんからまぁええかおもて。ほんまはあかんねやけどな。実際のところどうなんかは知らんけど、まぁ大丈夫なんやろ。ここら辺もそうやで。基本知らんわな。世の中うまいことできてる。うちは知らんねん。なんにも知らんねん。それでええねん。それ以上はあかんねん。なんぼ言われてもわからんわ。知らんねんもん。そもそもなんの話。タクミ先輩て誰よ。あんた何してるんよ。その写真なんなん。誰よ。えらいカッコやね。それ人間なんや。豚の死骸やおもたわ。ぐずぐずになってある。そんなんみせんといて。ここどこよ。出してや。

タクミやん。

知らへんし。なんなん。きしょいねん。

ババア臭い

 

ババアは生臭い

なん臭、それババア

 

なんせ腐りゆく肉体をアンチエイジ

 

鏡よ鏡、世界で一番

クソババア

 

その精神も生臭い

 

鏡面反射のゲロババア

 

開き直った豚ババアは激しい

 

ババアなるものとならざるものを分けしものは若年時の下積みそれのみである

 

まんこにあぐらをかくなかれ