笑顔アバズレ
つくり笑いはすぐにわかる。
つまらない発言で愛想笑いをさせるやつは悪人である。
またそうしたことに容易に笑顔を差し出す人間は笑顔アバズレである。
笑いはとりあえずとして円滑なコミュニケートの道具である。
しかし、高尚な感情でもある。
楽しい時、面白いとき、悲しみが突き抜けた時、呆れた怒りの時。さまざまな笑いがある。
簡単に笑顔を差し出す人間は罪な笑顔アバズレである。
若い子らや自信がない人に多い。
偉くなると笑顔アバズレが減る、というよりかは笑顔アバズレは偉くはなれない。媚びている。その姿勢が汚い。悪人である。簡単に頬を緩ませる。
周囲にそういった人間を見かけたら、その人を観察するといい。とても恐ろしい一面を見つけることができる。つまり、それが嘘だと分かったときのギャップがその人を悪人に仕立て上げる。
嘘はいけない。苦しくなる。ついてもいい嘘はどうでもいい嘘である。今日の昼ごはんだとか、趣味だとか、たかが知れたようなそんなことである。